
私は、新卒で入社し14年間務めた会社を2023年に退職。現在は、フリーランスとして、働いています。退職したと当時の子ども3人の年齢は、小3、小1、1歳児。
退職したことに後悔はないのですが、ワーママにぜひ読んでほしい本なので、紹介していきます。
キャリアの選択肢が広がる昨今。生き方もキャリアも正解は、人それぞれ異なるのが前提でのお話で、「えらくならずにお金がほしい」トイアンナ著、を読んだ感想を残しておきます。
「えらくならずにお金がほしい」トイアンナ著
「えらくならずにお金がほしい」はざっくりいうと、女性がキャリアでぶつかる壁を著者や著者の周りの方の経験談から処世術が書かれている本。
経験談が本当にリアルで、私もこんな気持ちなった!と共感満載で、さくっと読むことができました。
今回読んだ本を退職前、いやもっと前の出産前に読んでいたら、退職に至る状況を少しは回避できたかもしれない。(あくまで可能性だけど)
著者のトイアンナさんは、P&Gなどの企業で働いた経験と、ブログを月50万PVにした経験。現在は、子育てしながら、ライターとして会社も設立して、本も多数出しているそうです。
本で気になった部分と感想
「過剰適応している」自覚はありますか
この本に書かれている「過剰適応」とは、周りからの信頼を失うのが怖くて、依頼が断れない。仕事がうまく行かないのは、自分の努力が足りないからって思ってしまう。私はまさにこのタイプ。
私の場合、上記に加え、子育てして時短勤務になっても、出産前のようにバリバリ働かなければと自分に無駄なプレッシャーをかけていました。子育てしながら、出産前のようにバリバリ働くなんて、無理難題に挑む必要なんてないって今は心の底から思っています!仕事を断ったり、減らしたりすることはやってもいい。会社にとってもいいこのはずで。仕事でめいっぱいになって、退職されるより、多少仕事量は減っても続けてもらえる方がいいはず。
あなたの上司はおそらく、あなたが苦しんでいることを「全く」知りません!
私の大きな思い違いは、「短時間勤務で、出産前と同じ量の仕事してるだから、上司は私の大変さを分かってくれている」って、思いこんでいたこと。実際は、上司は忙しくて、部下のメンタル面を考える余裕はないのが現実。上司も忙しいだから、何も言わなきゃ、私のメンタルが病んでることにも気づかないし、病んでることを知っても十分に対処できる時間がなかったのだ。苦しんでることにも気づいてもらえないし、言っても対応してもらえない。。。上司が部下のメンタルを気遣う時間的余裕がないことは問題なのですが、忙しいのはきっとどこの会社も同じようなもの。自分の身は自分で守る!これは、会社員でもフリーランスでも同じことなのですが、自分発で断ることや主張することが大切なことだと、働き方を変えたからこそ、身を持って感じています。
会社員ワーママは、「本」で働き方を情報収集
会社員ワーママのハウツー本って、少ないような気がしていて。私も新卒の時、社会人としての自己啓発系の本をたくさん読んだが、ほとんど著者は男性だった記憶があります。SNSだと、女性会社員より、起業家やフリーランスの情報が多い気がしますが、実際は、会社員や非正規で働く人の方が多い。会社員ワーママの情報は、SNSだと発見しづらい。会社員ワーママ向けのハウツー本をもっと読み込んで置けば、会社員としてもっと細々とでも働けたかもしれない。
ただ、会社員を退職したことを今も後悔しているわけではないし、フリーランスになった私も今の働き方に満足している訳でもない。フリーランスになった今は、業務委託元からの仕事の依頼がまちまちで、忙しい時もあれば、暇な時もあり。他で仕事を探そうにも全く案件の採用がない。時給も最低賃金と変わらないのが実状。
会社員を辞めるか迷っている人は、SNSだけでなく、ぜひ実際に本を手に取って、今のあなたにとってのベストな選択をしてくださいね!

ワーママって子供の成長や会社の状況の変化など、働き方に迷うタイミングがたくさんあるので、その時の自分や家族の状況にあった柔軟な働き方を選べるよう、日々情報をインプットしていきましょう!